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佐賀農業高校にデータロガーほか寄贈／県内業界入職への思い込め
2023-02-09
県立佐賀農業高校に雨量データロガーと測量用木製ポール20本を寄贈させていただきました。
外戸口校長と德富代表取締役 ※写真提供 建設新聞社
以下、建設新聞社記事 2023年2月9日掲載分
シマウチエンジニアリング㈱（佐賀市）はこのほど、県立佐賀農業高校に雨量データロガーと測量に使う木製ポール２０本を寄贈した。生徒の流域治水の研究に役立てられる。
寄贈は同社の「さぎんＳＤＧｓ私募債」発行を記念したもので、今年４月に同校卒業生２人が入社する縁で実現した。私募債は発行額の０・２％相当額を学校などに寄付または物品を寄贈する仕組みになっている。
德富泰信代表取締役と佐賀銀行担当者が３日、同校を訪れ外戸口良文校長に目録を手渡した。
同校生徒らは、ため池を流域治水に役立てる研究をしている。これまでは気象庁のデータを基にシミュレーションなどしていたが、今後はため池そばに雨量計とデータロガーを設置し、実測値に基づいた研究を進めていく。
德富代表取締役は「県内の建設および関連業界で若手が不足しているなか、佐賀農業高校からは優秀な生徒さんが入職してくれています。これからも佐賀農業高校から多くの若者が私たちの仲間に加わり、活躍してほしいとの思いを込めて寄贈させていただきます」と話し、外戸口校長は「こうした寄贈をいただき、これからも農業の生産基盤や社会資本整備で活躍する生徒を育成していかなくてはならないと身が引き締まる思いがします」と答えた。